薬品処理






 飽き性で、ある程度 続けて撮影すると次のことをやってみたくなる。植物のシリーズ撮影も数年根を詰めてやると違った撮り方のシリーズを始め、また数年経って中断してた撮り方のシリーズを再開する。そういう性分です。


 数回続けてUPしていたTOPの「botanical」シリーズは 一旦 お休みし、薬品処理をしたプリントをUPします。


 時々自慢させて欲しい性分でもあるので自慢を。この写真はモノクロプリントを薬品の処理でこういう色付けとコントラストになっているが、写真を見て これが どのように処理したかを理解できる人はあまりいないと思う。

 作業としては、まず一般的な銀塩のプリントを通常の乾燥まで行った状態で用意する。それを薬品にひたして色を変えていくのだが、(薬品のことは秘密)元のプリントの状態で、色の変化のしかたとコントラストが変わってくる。同じ状態のプリントから薬品処理をしても、化学変化の状態は毎回異なる。なので、同じプリントを数枚と、濃度やコントラストが違うプリントも数枚用意して、ああでもない こうでもないと薬品処理をする。銀塩プリントは銀が酸化して黒になっているので、その銀を薬品で色を変えていくということなのだが、銀の残濃度の薄い、つまり薄いグレーの部分から順に色変化が起こる。それをどこまでやるかは薬品の濃度と時間で異なるということだ。(言っちゃったも同然)


 面白いのは、同じものは決して出来ないということで、植物がその時々の二度と再びやり直すことの出来ない選択を繰り返して今の状態にある、というのと同様の美しさがあるわけです。





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