cover photo
写真は毎日撮っている。毎日撮っているので生活と密着していて、生活のことを語れば写真のことを語るのに等しいこととなる。なので 以前の website の noteでは 日々のこともつらつらと書いていた。
不思議なことに このsiteになってから 書きたいことはたくさんあるのに なぜか書く気になれない。書きなれたノートから変わっただけで気持ちは変わるんだなと不思議な気持ちでそのままになっていた。
そこで 少しづつなれて行くことも大事なんだろうなということで、決まりを作って書くことをして、気乗りしないことを改善して行こうと思う。
このsiteは 画像を大きく見せることができるので、topのカバー写真については 二週間から一ヶ月の間に写真を替えて、そのタイミングで その写真についてのことをnoteに書く。
「さくら」3月3日 UP
植物がモチーフの写真は、仕事でも多く携わっているが、その撮影のほとんどで切った植物を人の手で配置している。生け花もフラワーアレンジメントも、文字通り植物を配置して そのものの美しさや、生ける人の気持ちや、または見る側の人の気持ちに何かを作用させようとしている。生ける素材があって、器があって、その場所があって、とてもクリエイティブな行為だと思う。
で、ふと思った。植物を生けるという行為は、多くの労力と時間を植物を活かすことと配置することに費やされている。植物の立場からすると、生息している場所では 陽の加減や風雨の加減によって あるべき姿でそこにあるはずで、そこでは植物自身がなんらかの選択や決断をしてその姿があるに違いないと。だとするならば、植物が生息している場所にこちらが出向いて、植物には一切 手を触れないで撮影をすれば、植物の意思みたいなことが写せるのではないかと。
で、この撮影を試みて続けてみることにしたのだが、この場合は植物図鑑のような 植物の姿と生息する場所をきちんと定着させるものではなく、植物自身の意思を写したいという行為なので、それを写すためにいくつかのルールを決めた。 1.植物には触れないこと 2.背景に環境が写らないこと 3.光で表現しないこと。 2のためには背景にホリゾントをひく。 3のために太陽光が差していれば厚めのディフューズをする。この写真もそのようにして撮影した一枚。
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